「SNS映え」に寄せきれないのは「見せたい」より「撮りたい」から

柑橘(@hoppingnaranca)です。
Twitterでもときどきつぶやいてるんですが、私は「 SNS映え 」するふんわり明るくてキラキラした写真が苦手です。

https://twitter.com/hoppingnaranca/status/978695984988397568

世の中を見る視点が違う…?

嫌い!見るだけで虫唾が走る!ってことではなくて、撮る側としての話。
見る側としてはフワっとしたオムライスの写真とかシズるので大好きです。

ただ撮る側としては、なんかコレジャナイ感を抱いてしまうんですよね。
そもそも被写体とか構図を探すときにそういうイメージで探していない。
もちろん「絶対にそういうのは撮らない、それが俺の美学……」っていうわけじゃなくて、意識すればそういうのも撮れます。
それに私としてもふんわりとか明るく撮りたいときもあるし、そう撮ったほうがその時の私の眼で見たものに近くなる、そういうときはそのように撮ります。普通のことですが。

でもやっぱり、上のTweetでいうところの右の写真ですね、右のほうが頭で自然と描く色合いなんですよ。もしかして、みんながパステルカラーの水彩画のように見ている世の中を、私はじっとりと色のついた油彩画のように見ているんでしょうか。笑

「見せたい」よりも「撮りたい」

そういっても、単にじっとり暗い写真が好きってわけではないんですよ。
多分これはSNS映えする系統のふんわりじゃないけど、わりとふんわりしてる…と私は思うんです。

どうでしょう?
でも何か、SNS映えするものじゃないですよね。

思ったのが、私はインスタ世代じゃないっていうこと。
インスタが広まって来たときにはやいうちから初めたほうだとは思います。ただそこからインフルエンサーマーケティングみたいな方向に向かった時に「???」と思った、ちょっとバージョンが古い人間。
自分の眼でどう映ったかを重視し続けてるのかもしれない。影とコントラストを強調してじっとりめなのが基本だけど、世界はそれだけじゃないから、時々こうやって明るい写真も撮る。「見せたい」重い、シェアしたい!という思いももちろん強いんですが、私の場合それよりも「撮りたい」思いが強いのかもしれません。

こういうチョコとかはさすがに油絵のようには見てません。
美しいフォルムとシックな色でかっこいいし、高級感がただよってて美味しいんだろうなあ、と思って、光を当てて撮りました。
ちなみにこれ、自宅で撮ってます。笑

猫とか鳥だってそう。
かっこよくキリっと撮りたい時もあれば、「あやとりにじゃれてる猫にゃー」って感じに撮りたいときもある。

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狙われたあやとり #ネコ #三渓園 #pentaxkp

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でも、いまの写真のように「あ、これは明るいわ」「この子はふんわり撮ってあげたい」「この造形は白を際立たせてやろう」って思わないとき。単純に(…あ、ここ撮りたい)って思った時は、だいたいこういう写真になるんですよ。

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the shrine in the temple #shrine #kamakura #silence

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SNS映えは大事な撮り方。でも前ならえでいいの?

SNSをやっている身として、またそういうところから写真のお話をいただくことがある身として、SNS映えっていうのは意識しないといけない主題の一つ。そういう写真をいっぱい撮れたらなって思うところもあるんです。笑

SNS映えをバカにはしていません。重要な撮り方です、特にマーケティングの視点では。こういう撮り方は、撮る人の視点よりも撮られる側の姿が重視されているんです。「こう撮ってくれたら私(ウチの商品)のこの魅力が出る!」っていうのを、撮る側もくみ取って撮る。写真の、特に商用写真の大切な要素です。私ももっと学んでいきたいところです。

ただ、そうだといって一般の人たちのアカウントにも「前ならえ」で似たような写真があふれてしまっているのが、なんかつまらないなとも思います。
ライターさんで撮影をしていく、という人もいるでしょう。メインが執筆なのであればSNS映えな写真の撮影テクニックを身につければ及第点ですが、それだけになっちゃうと、one of themに埋もれちゃうんじゃないかな、と偉そうに考えています。
……まあ私のコレは、もともとふんわりした写真を撮るのが苦手だったから反発してるというのもあると思います。やっぱり影が好きだし、頑張ってふんわりに「寄せて」も、なんていうか、うまく媚びれていない。笑

ふんわりをうまく撮れないな…とちょっと凹んだ時期もあったんですが、インスタなどでもふんわり狙いをしていないで自分の色を出している写真家さんはたくさんいるし、そういう方たちをお手本にしてやっていけばいいのかなっていまは考えています。
海外の写真家とかゴテゴテですからね、文化の違いだろうか。

いちおう自分の写真の傾向はわかっています。ただ、明るく、(私としては)ふんわり撮ってもまだ、世に言うSNS映えの写真とは違うものが撮れてる。
そこのところに横たわる「私の個性」って、なんなんでしょうね。誰か批評家よろしく私の写真から個性を読み解いて私に解説してほしいくらいです。

とりとめがないですね。でも最近の私の写真を振り返って、ということで。こんな具合です。
では、!Hasta próxima!