新しくカメラを買うときの考え方(独断)

跳ねる柑橘(@hoppingnaranca)です。
カメラを持ってなんやかんやして今年で12年くらい経ちます。
そのキャリアのわりにあんまり上手くないんですが……。

最近はスマホのカメラもずいぶん高性能になりましたが、そこからステップアップを考える人も多いみたい。またライターさんも自分で写真も撮りたいという方、そういう仕事も増えているようです。

フォトライターを名乗る私の周りにも、
「カメラを買おうと思うんだけど……」
「こういう風に撮るにはどうしたらいい?」
など情報を欲している方が増えてきました。特に購入の相談。

もちろん、相談してくれた方にはできるだけアドバイスします。とはいえ最後に決めるのは自分自身。そのときに考えるプロセスをまとめました。
スマホからのステップアップで検討されるカメラは、ミラーレスやコンパクトデジカメ(コンデジ)、デジタル一眼レフ(デジイチ)だと思われますので、その想定で書いていきます。また、よくあるスペック比較などでの選び方は書いていません。購入を検討する際の”考え方”を書いています。

  1. どこで、なにを撮りたいのかイメージする
  2. 理想とする「カメラマン:私」をイメージする
  3. ほんとにスマホじゃダメなのか
  4. どんなカメラがイメージに近いのか
  5. どこで買ってもいいから実物を触る
  6. 一緒に買うべきただひとつのもの

1.どこで、なにを撮りたいのかイメージする

そもそもあなたは何故カメラが欲しいのでしょうか?そりゃ、なにかを撮りたいんだと思います。でも何を?どこで?
数多あるカメラ系のブログやメディアでも言われていることですが、ここをまず自分自身と確認しましょう。

・青い空や景色
・夜景(街並み、街灯り)
・星空(天の川とか)
・観光地の歴史的街並み
・ポートレート(人物写真)
・カフェのかわいいケーキや雑貨
・運動会の我が子の勇姿
・可愛いべいびーの成長記録
・大好きなスポーツ選手をスタジアムで
・写真だけじゃなくて動画も

ありました?ここにあるもの以外でもいいです。そして、ひとつだけじゃないと思います。全部っていう人も多いです。
それでもいいんですが、大事なのは何を一番撮りたいのか、です。「カメラマン:私」をイメージした時、あなたは何を撮っていますか?

2.理想とする「カメラマン:私」をイメージする

次に、どのようなスタイルで撮りたいか、カメラを持つ自分をイメージしてください。あなた自身がカメラを持つとしたら、どんな風に持つでしょうか?現在のご自身のスタイル、あるいはカメラを持ってなりたい自分像が別にあるならそれをしっかりイメージするんです。

旅人、街撮りスナップ、通勤カバンに忍ばせる…などいろいろありますね。
各スタイルにしても1つじゃありません。旅人でも
・機材満載の荷物を両手背中に抱えるガチなカメラマン
・バックパックひとつ、スーツケースひとつの軽快な旅人
などがありますし、街撮りでも
・カメラはポケットに忍ばせる
・ファッションの一部として首からさげたい
・カバンから大きな愛機を取り出すんだぜ!
などなど。
あなたはどんなスタイルがいいですか?

あなたが持つんです。どう持つのか。これは結構大事なことです。
自分と合ってないカメラを買ってしまい即メルカリ、は大きな買い物を失敗したことになります。次に大きな買い物をする際にトラウマになります。笑

3.ほんとにスマホじゃだめなのか

ここまでは「カメラマン:私」をイメージして欲しいと述べてきました。これは自分は何が撮りたいのか、そしてカメラを持つ私自身はどんな姿かを掴む、心の旅なわけです。
これが終わったら次は現実に帰ってきてください。
そして考えるのは「手持ちのものでどうにかならんのか?」という問いへの答えです。

安い買い物じゃない
カメラは安くなりましたが、それでもやはり高い買い物。お財布と相談しましょう。
メンテが必要
電子機器と精密機械の合わせ技のマシンなので、ある程度メンテナンスも必要になります。その手間も楽しめますか?
荷物が増える
なにより、これを買うことであなたの荷物は重くなります。コンデジにしてもフルサイズのデジイチにしても、荷物が増えることに変わりありません。それに耐えられますか?

こうしたことを考えてください。そしてその時に、ぜひあなたの手の中にある最先端のスーパーガジェットのことを思い出してください。
そう、スマホです。

スマホのカメラはかなり高性能です。
インスタにあげるカフェの写真、世界遺産の景色、ポートレートもある程度というかかなりきれいに撮れます。さらに大きなアドバンテージとして、スマホなら撮影、レタッチ、プレビュー、アップまですべてこの一台でできちゃうんです。すげえ。

カメラの場合、カメラやメディアにWifi機能があるものも多いですが、PCやスマホに接続してからでないと、レタッチ、出来栄えの確認、インスタやSNSにアップするといった工程ができません。(レタッチできるカメラもあるけど)

撮影からアップまでの一連を「趣味:写真」だと考えると、すでにあなたは素晴らしいカメラを持っているのです。ただし、スマホのカメラは高級コンデジ、ミラーレス、デジイチに敵わない部分もたくさんあります。ボケ具合だとか解像度だとか、マクロ撮影、大きく引き伸ばして利用する……いろいろあります。これを考えてそれでもスマホじゃない、カメラだ!となれば、次に進みましょう。

4.どんなカメラがイメージに近いのか

現実と対比して、やはり「カメラマン:私」にはカメラが必要だ!という答えが出たのであれば、次のステップです。
どんなカメラを買うか、です。
上にも書きましたが、ざっくりいうと、本格的なカメラの種類は次の3つがあります。

コンパクトデジカメ(コンデジ)
いわゆる「デジカメ」でイメージされるカメラ。スマホと同じくらいのサイズで、厚みはもう少しあります。300~500gくらいでしょうか(適当)。
メリットはなんといっても小さいこと。通勤カバンやジャケットのポケットにも入れられます。
また機能特化したものもあります。
・暗いところにすっごい強い
・衝撃に強い
・耐水性がある
・レンズがえげつなく良い
などなどの強みを持った機種があります。

デメリットは
・ミラーレスやデジイチと比べてスペックがどうしても劣る
・レンズ交換式ではないのであらかじめ決まった画角でしか撮れない
ということでしょうか。

ミラーレス
ここ数年で一気にシェアを伸ばしてきたやつら。プロのカメラマンでも高級ミラーレス機を使う人が増えてきました。
メリットは、
・デジイチより小さいのに本格撮影ができること
・レンズ交換式なのでいろんなレンズを使って被写体に色々対応できること
・サイズ、デザイン的にかわいいこと
・動画撮影に強い機種も多いこと
ですかね。
まだまだ本気の本気撮影をするのであれば非常に高額な機種しか候補がない現状もあります。
また後述しますが、小さいことはデメリットでもあります。しかしカメラの将来の姿はこのミラーレスになる、とも言われているようです。

デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)
最後がデジイチです。プロのカメラマン、写真家と聞いてイメージされる、黒くてデカいカメラがこれです。
最初にデメリットを言うと、デカいこと、重いこと、あと高いことです。通勤カバンに入れるなら仕事道具をあきらめる必要があるかもしれませんし、腕がパンパンになるかもしれません。そして財布と通帳がスカスカになるリスクが一番高いです。
メリットは、大きく重いため、撮影時に安定します。ミラーレス同様にレンズ交換が可能で、現状はミラーレスよりレンズの種類も豊富です。ミラーレスカメラは小さいですが、そこにつけられるからと言ってバズーカみたいなレンズをつけるとどっちが本体かわからない形になりますし、本体が軽くレンズが重たいというアンバランスな状態になり、ちょっと撮りにくいです。
またデジイチは比較的ボディが堅牢なので本気の撮影に向いています。

イメージの旅を経て掴んだ「カメラマン:私」にピッタリなカメラを探してください。レンズやスペック、メーカーの違い?それは本記事の対象ではありません。

5.カメラを買う際には”お店で実物を見るべき”

自分が買うならこういうカメラ、というのが見つかったら、家電量販店に行きましょう。別にそこで買わなくてもいいです、通販サイトでも、中古ならフリマサイトでもなんでも構いません。ですが実物は絶対に事前に見ましょう

実際に手に持って、構えて、シャッターを押して、モニターを見てみてください。思ったより大きい/小さいために持ちにくい、シャッター音が気に障る、モニターがなんか見づらい……などという「コレジャナイ」は、実物を持たないと気づけません。

特に、グリップ感は大切です。ほとんどのカメラには、右手で持つ部分に握りやすいようにグリップがついているのですが、握りやすいか否かは個人差があります。手の大きさだけではなく、物をつかむ際の指のクセなどもあるからです。
また、ミラーレスやデジイチの場合、もし可能なら自分が購入を検討しているレンズをつけさせてもらいましょう。超高級レンズでないかぎり、店頭展示品があるかぎりはつけさせてもらえます。
お散歩フォトに重用するパンケーキレンズや小さなレンズの場合は小さなグリップでも問題なく持てるのですが、広角レンズや大きなズームレンズの場合は同じグリップでは持ちにくい、ということがあります。どんなサイズのレンズを想定しているかも考えましょう。

6.一緒に買うもの

さいごに、晴れて自分に合うカメラが見つかったら、買いましょう。その際に、一緒に買うオススメのものをご紹介します。……レンズ以外ですよ。

ストロボでしょうか?のんのん。

三脚ですか。まんまみーあ。

カメラバッグ?歯磨いて寝ろ。

答えはですね……予備のバッテリーです。

私はあなたが何を撮りたいと思ってるか知りません。結局どんなカメラに決めたのかも知りません。ですがそれでもあなたにオススメする、買うべきもの。それが予備のバッテリーです。
夢中になって撮っていると、意外と電池がなくなります。電池切れほど情けないことはありません。夜景、冬山、星空を撮りたいのであればなおさらです。バッテリーは寒い日に消費が激しくなります。あとのアクセサリーは、いざ撮って「これも欲しいな」「これがいるな」と感じたら買えばいいです。

いいものが見つかるといいですね。理想の自分になるのが一番です。気持ちよく撮れないと、よいものは撮れないと思います。
(なお、アイキャッチ画像はフィルム一眼です。笑)

では、Hasta Próxima.