ワインって、なに ~種類と地域編~

こんにちは、跳ねる柑橘(hoppingnaranca)です。
ワインについての記事を少しずつ増やしていきたい。
そこでまずは、ワインの一番基本的なことを書いてみました。

(目次)

ワインって、なに

最近人気が増しているワイン。

でも、周りの人に聞くと

「選び方がわからない」
「難しい」
ボジョレー・ヌーヴォーの売り文句が胡散臭い」

など、依然として身構えてしまう人も多いようです。
では、何が難しいのでしょうか?

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ワインとは、ご存知でしょうがブドウで造る酒です。
醸造と呼ばれる種類のお酒で、日本酒やビールも醸造酒です。

一方でウイスキーや焼酎は蒸留酒です。
醸造酒は、原料(ワインだとブドウ)を酵母で発酵させて作ったもの。
蒸留酒は、醸造酒を蒸留させて作ったお酒です。

すごーく乱暴に言うと、日本酒を蒸留して焼酎、ワインを蒸留してブランデーやグラッパが出来ます。

ワインが歴史にはじめて登場した場所は、ヨーロッパでもフランスやイタリアではなく、地中海東岸やコーカサス地方。そのひとつが「ジョージア」でした。
・・・エメマンじゃないです。

Georgiaと書きまして、「グルジア」として知られている国。最近呼び名がジョージアになりましたね。7000年前とかそのくらい昔には、ジョージア近辺では醸造されていたそうです。

ワインの種類

細かく見ると色々あるのですが、色で分けると赤ワイン白ワインロゼワインの3つ。さらに種類として普通のワインの他に、スパークリングワイン、酒精強化ワインなどがあります。

それぞれの細かなことは別の記事で書きますが、下に簡単にそれぞれの説明を書きます。

赤ワイン

文字通りの赤いワイン。
キリスト教でキリストの血とされるやつです。

【使用するブドウ】
黒ブドウ(カベルネソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなど)

【作る際の特徴】
ブドウを果皮やヘタ、種子ごと潰して発酵させます。赤ワインの渋みや苦みはこの果皮やヘタ、種子が由来。健康に良いとされるポリフェノールも果皮に多いそうです。

【アルコール度数】
大体14~15度とされます。例外的に5%くらいのものもあります。

【マリアージュ
相性の良い料理との組み合わせを「マリアージュ(仏:結婚)」といいます。
赤ワインは、ザックリ言うと肉にあいます。

 【その他】
常温で飲むものと言われますが、15℃くらいがいいんじゃないでしょうか。
なお、ボジョレー・ヌーヴォーは赤ワインです。白は厳密にはこれに入りません。

白ワイン

さっぱりスッキリ白ワイン。
色は黄色や黄緑から琥珀色までさまざまです。

【使うブドウ】
白ブドウ(シャルドネ、ソーヴィニヨンブランなど)

【作る際の特徴】

ブドウを果皮などを除いて発酵させます。

【味の特徴】
苦みや渋みが無く、スッキリしていたりコクがあったりする。
スッキリ系のものは日本酒に近いといわれるものも。

【アルコール度数】
アルコール度数は大体12~14度。
赤ワインと同じくあえて度数を低く作るワインもあります。

【マリアージュ
マリネとか魚とかカキとか野菜とか、色々合うとされます。

【その他】
冷やして飲むのが一般的です。ワインセラーが無い場合、開栓する2時間くらい前から冷蔵庫に入れて冷やしておくか、ボウルに氷水をはって、そこにボトルを突っ込むと急速冷却できます。

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ロゼワイン

かわいらしいピンク色のワイン。

【使うブドウ】
基本的には黒ブドウです。

【作る際の特徴】
出来上がった赤ワインと白ワインを混ぜて作る…のではないです。一部そうやって作る場合もありますが、例外です。

実際の製造方法は、色んな作り方があります。
たとえば、赤ワインと同じ工程で、ちょっと色が出てきたら、果皮や種子などを醸造タンクから抜き出すといった方法もあります。これはマセレーション法と言います。

【マリアージュ
醤油に合う、刺身に合うと言われますが、よくわかりません。個人的には、休日の昼下がり~夕方にちょっと一杯、ですかね。チーズ乗せたクラッカーに合ったので、軽めの味のおつまみとの相性が良いかも。
白ワインのように冷やして飲むのが一般的です。

スパークリングワイン

発泡してるワインです。シャンパンもスパークリングワインの一種です。

【使うブドウ】
白ブドウ、黒ブドウ、どちらも使われます。

【作る際の特徴】
炭酸ガスを人工的に入れたものもありますが、酵母の発酵作用の中で生じる二酸化炭素が炭酸ガスとしてワインの中に溶け込むものもあります。
むしろ後者のほうが高級品として好まれます。

【マリアージュ】
パーティーの乾杯などのイメージの為、合う料理というとなかなか難しいのですが、実体験としてはスモークサーモンとの相性は良かったです。
白ワインと同様に冷やして飲みます。

酒精強化ワイン

醸造の段階でアルコール度(酒精)を高めているワインです。
赤ワイン、白ワインとも酒精強化ワインはあります。有名なのはポートワインやマデイラワイン(ポルトガル)、シェリー(スペイン)、マルサラワイン(イタリア)です。

【酒精強化する理由】
アルコール度数を高める理由は、作られる国の共通点からわかります。これらの地域はヨーロッパの中でも南方で、気温が高くなります。そのため酸化(すっぱくなる)や腐敗のリスクが高い。また、船で運搬する際に赤道を通ると、熱帯の気候のためワインが劣化してしまいます。そのため、保存しやすくするために、度数をあげて対処したようです。

【味】
味わいは、甘口のものも辛口のものもあります。
食前酒や食後酒として珍重されていますね。個人的にはポートワインが好きです。
(チビチビ飲んでもサマになるから…お酒強くないんで。笑)

ワインの生産地

見たように、ざっくり分けても5種類もある。
そんなワインですが、どこで作られているのでしょうか?

やはりヨーロッパ?
だけではありません。今や世界中で作られています。

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ヨーロッパ

ほとんどの国で作っています。
あ、ただ北欧とベネルクスはちょっとわかりません。勉強します。すみません。

フランス

言わずと知れたワイン大国。ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュなんていう地域名は詳しくない方でも聞いたことはあるのではないでしょうか。

イタリア

イタリア料理にもワインは合いますが、それも当然。大生産国です。
キャンティ・クラシコやバローロなどの赤ワインは有名。トスカーナ州、ヴェネト州が一般的にも知名度が高い生産地域ですが、イタリア全土で作られています。シチリア島でも地ワインがあります。

ドイツ

ビールの印象の強いドイツですが、実は非常に美味しい白ワインが有名です。
「トロッケンレーベンアウスレーゼ」という、どことなく厨二病心をくすぐる響きの貴腐ワイン(おっと新顔だ)や、アイスワイン(おっとまた新顔だ)が有名です。

この新顔さんたちはまた別の記事で書きますね。
乱暴に言うと、甘い白ワインです。(雑)

スペイン

近年日本でも増えているスペインバル。
多くのスペインワインがおいてあります。

スペインの伝統的なスパークリングワイン「カバ(CAVA)」をはじめ、様々なワインが作られています。酒精強化ワインのシェリーもスペインです。

ポルトガル

こちらも多くのワインが作られています。

ポルトという港町のポートワインや、本土から離れたマデイラ諸島(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)でもマデイラワインが作られているため、酒精強化ワインが有名です。

他にも赤ワイン、白ワインとも美味しいものがあります。

その他(雑)

イングランドでも作られていますし、ハンガリーはトカイワイン(貴腐ワイン)は世界的に有名です。
ほかにもクロアチアやスロベニア、スイスなども、国際的な知名度は劣りますが、現地で飲食店に入ると多くのローカルワインがあり、まさにヨーロッパ各国で地酒として存在しているのがわかります。

北米

ヨーロッパだけでなく、アメリカ大陸でもワイン生産は盛んです。

アメリカ合衆国

カリフォルニアやワシントン州、オレゴン州といった西海岸が有名。
オーパス・ワンというお高いワインがあるんですが、それを筆頭にカルトワインと称される、高い高いワインが作られているのがカリフォルニア。
また、東海岸のニューヨーク州でも近年ワイン生産が進んでいるとか。

カナダ

冷涼な南部の地域で、ワイン生産が行われています。
ビクトリア州(西海岸)のアイスワインが美味しかったです。
中部や東部でも生産しているようなのですが、すみません勉強して更新します。

南半球の国々

赤道を挟んでヨーロッパと丁度反対の緯度にある国々は、気候的にはワイン生産に向いているため、入植者のヨーロッパ人は現地消費のワインを生産していました。

母国から持ってこれなかったんです。

なぜかって?
運ぶ際にワインがダメになっちゃうからです。

南半球の国に行く際、赤道を通るわけですが、ワインを運搬する際、熱帯気候の暑さと湿気、そして船の揺れがワインの品質保持に問題になります。運ぶ途中でだいたいダメになっちゃったんです。

それが現在は輸送技術や生産技術の向上などで世界市場に広まり、いまや世界のワイン生産の一角を担うようになりました。ニューワールドと括られることもあります。

チリ

南米の細長い国。いまや世界的なワイン生産国です。

山岳地帯が冷涼で、土壌もブドウ栽培に向いていたのがカギだとか。スペインからワイン生産が持ち込まれました。
ヨーロッパのワインに引けを取らない品質ながら、安いコストで作れることで価格も安価なため、普段飲みのテーブルワインとして世界中で飲まれています。

アルゼンチン

ザックリ言えばチリと同じ理由でワイン生産量が増えてきた国。
世界有数の牛肉消費国というお国柄からか、肉に合うガッツリとした赤ワインが作られます。
マルベックというブドウを使った、カカオ100%みたいな濃い赤ワインが有名です。

オーストラリア

シラーという、南仏ローヌ地方でも有名な、濃厚な赤ワインが作られる黒ブドウ種をはじめ、色んな種類のワインが作られています。
盛んに作られていて、品質も高いのですが、比較的リーズナブルな値段で買えるのが魅力です。

ニュージーランド

こちらは白ワインが有名。
とくにマールボロ(たばこじゃないよ)地方で作られるソーヴィニヨンブランという品種が世界的に高い評価を受けています。赤ワインだとピノ・ノワールという品種のものが人気。気候的にブルゴーニュっぽいのかもしれませんね。

南アフリカ共和国

アフリカもいくつかの国で作られていますが、安定的な生産と、市場への流通は南アフリカが随一です。

アフリカという土地柄か、自然保護に力を入れているワイナリーも多いので、そういった側面にも興味のある方は、南アフリカのワインは注目です。

その他

トルコとか、レバノンとか、ベトナムでも作ってますし、
日本も山梨や長野、北海道はもとより熊本とかでも作っています。

ワインが人気。ワインだけが人気?

近年、ワインの消費量が増加しています。
新入社員のビール離れですとか、日本人の日本酒離れ、などが囁かれている中での消費増。
少し意外ですよね。

これは、ワインだけが抜群の人気を得て、他のお酒が評判を落としているってことなのでしょうか?私はちょっと違うと思っています。日本人の食生活の変化に、選ぶお酒の選択肢の数がようやく追いついた、ということではないでしょうか?

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飲み屋さん以外の飲食店を見ると、料理のジャンルがなんであれ、日本酒、焼酎、ビール、ワイン、カクテルと、一通りお酒の種類がそろっているお店が増えました。
バーだけど日本酒や焼酎を置くお店も増えていますし、ワインバーや日本酒バー、焼酎バーのような、あるお酒に限定したバーも、一昔前(といっても10年くらい前)と比べるとだいぶ増えました。

選択肢が増えた。

それは飲食店の多様化と共に、家飲みにも多様性が生まれていることを意味すると思います。
デパートの地下とかでもワイン屋さんはじわじわと増えています。ネタ扱いもされるし、以前のようなバカ騒ぎはなくなりましたが、ボジョレー・ヌーヴォーは今やスーパーやコンビニで買えます。

またコンビニでは、チリやアルゼンチン産の安うまワインが並んでいます。
家でワインを、という人が増えているから、コンビニやスーパーの陳列棚の常連となっているわけです。

まあ私は、ポートワインを食後にちょっとチビチビ、が一番好きですが。笑

ただ、お酒を飲む人のパイが大きくなったわけではないので、そこで割りを食ってるのが日本酒や焼酎なのかもしれません。ワインだけ!日本酒だけ!とならず、その日の気分で色んなお酒が楽しめれば、人生の楽しみが広がる・・・可能性もあります。

ただし!飲みすぎ注意。
飲酒運転ダメ絶対。お酒は20歳になってから。
妊婦さん、授乳中のお母さんは飲まないこと。

おわり

ワインの種類と、おおざっぱな生産地を見てみました。
これだけでも情報量が多いですが、
今後も少しずつわかりやすく、ワインについて書いていきたいです。ではでは。

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